購入後、予想以上に修繕積立金が上がり収支が悪化してしまった

不動産投資のよくある失敗例

公開日:2024年10月10日

更新日:2024年10月10日

失敗例Aさんは年収600万円の30歳会社員です。FIREという概念を最近知り、自分もFIREをしたいと思い不労所得のために不動産投資を検討し始める。業者から勧められるがまま、あまり内容を確認せずに中古区分マンションを購入した。
業者から提示されたシミュレーションでは毎月2,000円の手残りが得られることを確認していた。
物件を購入してから1年後、購入したマンションの管理組合で総会が開催され、老朽化を見据えて修繕積立金の値上げが決定された。
その結果、毎月の収支が悪化してしまい、マイナス収支となってしまった。
失敗の原因業者の話を鵜呑みにしてしまった、よく調べずに物件を購入してしまった。
ポイント修繕積立金は新築当初は低い金額で設定されていますが、経年劣化に伴い段階的に値上げされるケースが一般的です。
修繕積立金が現時点で安いために利回りが高い物件は将来的に修繕積立金を大きく値上げするリスクがありますので注意が必要です。
業者の提案を鵜呑みにせずに、修繕積立金の金額が国土交通省のガイドラインと照らし合わせて適切な金額なのか、重要事項調査報告書にて修繕積立金が貯まっているか、借入金はないか、今まで大規模修繕工事は定期的に行われているかなど確認し、将来的に修繕積立金が値上げされる可能性が高いかどうかを探りましょう。
値上げされる可能性が高いのであれば、想定される修繕積立金の金額で収支表を作り、納得いくものであれば始める形の方が安心です。