新築マンションの家賃下落を想定せずに物件を買い進めてしまった

不動産投資のよくある失敗例

公開日:2024年09月25日

更新日:2024年09月25日

失敗例会社員のAさんは老後の資金準備を目的として不動産経営を始めた。
収入シミュレーションによると毎月5,000円の黒字になる予定であったため、まずは1部屋購入した
その後、「老後の資金をもっと増やすため、部屋数を増やしましょう」と不動産業者からアドバイスされ、部屋数を8部屋まで増やした。
しかし、1人目の入居者が退去した途端に家賃が10%下がり、新築から月日が経つごとに家賃はどんどん下がってしまい赤字運用になってしまった。
Aさんは毎月何万円も赤字を負担し続けている。
失敗の原因家賃の下落などリスク部分の想定ができていなかった点
ポイント新築物件は初めて入居する入居者からは家賃を高めに取ることができ(新築プレミアムという)、2人目からは家賃が大きく下がります。その他にも空室が続いた場合や築年数が古くなったことによる経年劣化、周辺環境の変化などを原因として下落することがあります。
投資始める前に、家賃の下落などリスクを踏まえた慎重なシミュレーションを行ったうえで、コツコツと繰上げ返済を行い、月々のキャッシュフローが黒字になるような計画をたてることが大切です。