公開日:2022年05月31日
更新日:2022年06月28日
不動産投資は、投資の中でも比較的安定して収益を上げられる方法として注目を集めています。ただその一方で、「不動産投資は儲からない」「アドバイスをもらったが上手くいかない」とお悩みの方も少なくありません。そこで不動産投資を始めるにあたって、まず誰に相談すべきなのかを詳しくご紹介します。
【執筆者のプロフィール】
株式会社 F.A.S 代表取締役 山田健二
大学卒業後、大手警備会社や保険会社でサラリーマンを経験。
ワンルームマンション投資開始から12年間でマンションを10戸所有。
毎月80万円以上の家賃収入が入るようになり、40歳の時に会社を退職し、FIREを実現。
不動産投資で相談先の選択が重要な理由
不動産投資をしようと考えて、誰にも相談せずにいきなり始められる人はいません。まず投資する不動産選びが必要ですし、不動産投資ではどういったメリットやデメリットがあるのか、またリスクに対してどう対処すべきなのか、不動産投資の専門家に相談することが大切です。
ですがインターネットの情報だけで判断してしまったり、不動産投資の専門家と名乗る営業マンの営業トークに乗せられたりして失敗してしまう人が後を絶ちません。大きなお金が動くだけに、失敗した場合のダメージは他の投資よりも大きくなってしまいます。また誰に相談するべきなのか、しっかり見極めることも大切です。
トークは上手でも信用できない営業マンの特徴についてはこちらの記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
おすすめの不動産投資の相談先5選
不動産投資では、不動産投資についての知識が豊富な専門家に相談し「投資のためにまず自分が何をしなければならないか」をアドバイスしてもらうことが大切です。ここでは信頼できる相談先について5つご紹介します。
①不動産投資会社
不動産投資の相談相手として、初心者に特におすすめなのは不動産投資会社です。
実際に不動産投資に必要となる物件の紹介や取り扱い、必要となる契約書類についての知識や不動産投資におけるリスクの説明に対応しているので、不動産投資にかかわる様々な相談に乗ってもらえます。
ただ会社によって取り扱っている不動産やエリアに違いがあり、得意分野がそれぞれありますので、いきなり一つに絞るのではなくいくつか相談に乗ってもらってから判断することをおすすめします。
②不動産投資経験者
不動産投資について、投資する側からの話も聞いてみたい、中立の立場の意見を知りたいと考えている方には、不動産投資経験者に相談することがおすすめです。
不動産投資会社では、不動産を販売する側なので、リスクといっても一般的な範囲でしか説明してもらえません。実際に経験している人の話であれば、失敗であっても自分のためになります。
ただ自分の周りで実際に不動産投資をしている、経験したことがある人を見つけるのは簡単ではないのが現実です。また不動産投資のコミュニティに勧誘されたり、「不動産投資塾」で学ぶことを勧められたりすることもあるため注意が必要です。
③税理士
不動産投資について、本格的に考えている人におすすめなのが税理士に相談することです。
税理士は税金の専門家であり、不動産にかかわる様々な税金についての知識を持っています。
不動産投資では家賃収入や売却で得た利益には課税されます。サラリーマンの方は自分で確定申告をすることがないため、不動産投資を始めてから税金や申告について困ることが少なくありません。不動産投資についての税金は本で学ぶことも可能ですが、専門家に説明してもらった方が分かりやすくおすすめです。
④ファイナンシャルプランナー
不動産投資について、自分の資産で投資をしても大丈夫なのか、中立的な立場で意見を言って欲しいならファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。ファイナンシャルプランナーはお金に関しての相談に乗ってくれる専門家なので、不動産投資をしたいが現状どれぐらいの資金が使えるのか、具体的に数字を出したいと考えている人にとって最適な相談先です。
ただ、中立的な立場で意見を出してもらえるとはいえ、不動産投資についての専門家ではないことに注意が必要です。現在不動産投資をしているが、このまま続けていいのか悩んだ場合に、第三者としての意見を求めたいならファイナンシャルプランナーに相談してみてもいいでしょう。
⑤金融機関
不動産投資では良きパートナーになってくれる金融機関を見つけ相談することも大切です。
不動産購入でローンを使う場合には、金融機関に審査される立場になるためどれぐらいの不動産が購入できるのか知ることができます。
また金融機関はお金のプロなので、不動産投資会社では教えてもらえない不動産投資にかかわる金利について理解につながるアドバイスを求めることもできます。
【重要!】相談先に聞くべき質問5選
不動産投資に関しては、多方面のプロに相談することが必要です。
ですが自分にとって未知の世界であることから聞いた話をそのまま受け取ってしまうことも少なくありません。そこで色々な相談先から自分に合ったアドバイスをくれる相手を見つけるために、相談先でまず聞くべき質問について5つご紹介します。
①家賃下落のリスクについて
「不動産投資は安定している」「長い目で投資ができる」といった良い面ばかりを見てしまいがちですが、実際には様々なリスクがあるのが不動産投資です。
なかなかリスクに関しては説明をはっきりしてくれない、リスクよりもメリットばかりを前面に出してくるといった会社も多いため、「家賃下落のリスクについて説明を聞きたい」と質問してみましょう。不動産投資のリスクについても分かりやすく教えてくれるなら信頼できます。
②管理費の値上げと修繕金について
不動産投資では、家賃下落のリスクだけではなく、長期保有で考えなければいけないコストの問題があります。
それが管理費と修繕費です。
保有するマンションに居住する人からは、マンションの管理維持のために管理費とすぐには必要ではないものの、10年後20年後に必要となる修繕費用の積み立てを徴収する必要があります。安くマンションの一部屋やワンフロアが購入できたとしても、修繕費用の積み立てが値上がりするタイミングだと誰も入居してくれない可能性もあります。マンションの管理計画についてどうなっているのかを質問することも大切です。
③おすすめする物件の選定理由とキャッシュフロー
不動産投資会社に相談する際、おすすめの物件を紹介してもらえることがあります。その場合に「なぜこの物件がおすすめなのか」「月々のキャッシュフロー(家賃から経費を差し引いた実質的な利益)のシミュレーションはどうなっているのか」の2点を質問しましょう。
いくらおすすめだとはいっても、安定した利益が得られない物件では初心者にはハードルが高すぎるからです。初心者の場合は不動産の売却よりも家賃収入の方がおすすめなので、おすすめされても安易に決断せずしっかり質問をすることが大切です。
④出口戦略と資産形成の計画について
不動産投資では、家賃収入だけが投資の方法ではありません。自身の資産形成のためには、収益の出ない不動産を売却する、ローンが残っていても他の不動産の購入に斬り合えるといった出口戦略を考える必要もあります。
単に「いい物件なので保有した方がいいです」と勧めるだけでなく、投資する側に立ったアドバイスをしてもらえるかどうか、また将来の資産形成のためにどういったアドバイスをしてくれるのかを質問し自分に合った相談先なのか判断することも必要です。
⑤提携金融機関と保険
不動産投資会社が、どんな金融機関と提携しているのか、またどういった保険と提携しているのか訊ねることも大切です。不動産投資会社と提携している金融機関が多ければ、実際にローンを組むときに特別金利を利用できるといったメリットがあります。リスクがある不動産投資だからこそ、信頼できる金融機関とのつながりがあるか、保険でサポートしてもらえるかは重要です。
【まとめ】東京FASなら不動産投資でFIREを達成した経験者が1からご説明いたします!
不動産投資を始めたいと考えているなら、どんな不動産投資会社を選ぶかが重要です。ですが、知識が不十分で営業マンにいわれるまま始めて失敗する人が少なくありません。東京FASでは不動産投資でFIREを達成した経験者が在籍しており、不動産投資のメリットだけでなくリスクからリアルな体験談まで、初心者の方も遠慮なく質問していただけます。
自分に不動産投資ができるのか、しない方がいいのか迷っている方でも、どうぞお気軽にご相談ください。無理な投資をおすすめするのではなく、ご自分で納得のいく選択ができるよう全力でサポートさせていただきます。