公開日:2022年01月26日
更新日:2024年05月02日
不動産投資をする上で最も避けたいのが、貸し出している部屋が空室になることです。そこで賃貸経営を考える人の多くが注目するのが、「入居率」です。
入居率の高さをアピールする不動産投資会社は多いのですが、入居率はいったいどのように算出されるのか、ご存知でしょうか?この記事では、入居率の計算方法をはじめ、入居率以外に気にすべき項目についても解説します。
また、不動産投資で安定した利益を得るためには、入居率が高い(空室リスクが低い) エリアを選ぶことが重要です。どのエリアを選ぶべきかについても、ご紹介しましょう。
【執筆者のプロフィール】
株式会社 F.A.S 代表取締役 山田健二
大学卒業後、大手警備会社や保険会社でサラリーマンを経験。
ワンルームマンション投資開始から14年間でマンションを14戸所有。
毎月90万円以上の家賃収入が入るようになり、40歳の時に会社を退職し、FIREを実現。
入居率の計算方法は不動産会社によって異なる
入居率の基本的な計算方法は、次の通りです。
入居率= | 賃貸することが可能な物件の戸数-空室戸数 | ×100 |
賃貸することが可能な物件の戸数 |
ただし、入居率の計算方法自体は一定でも、数字の表記の仕方は不動産投資会社によって異なるので、注意しましょう。
「入居率98%」と書いてあっても、どの結果を見て98%と表記するかは、会社によって異なるのです。だから単に数字だけを見て、安易に他社と比較するのは、止めた方が賢明でしょう。
たとえば会社によっては、一年で最も入居率が高い月の数値を、入居率として表示している場合があります。また、管理を始めてから3ヶ月以内の物件を除外するなど、独自のルールを設けている会社もあるのです。
そのため、1~2%程度の入居率の違いについては、あまり気にする必要はありません。入居率95~99%の間であれば、入居付けの力に問題なしと考えていいでしょう。
入居率以外に気にすべき項目
物件の入居率が高いことは重要ですが、それだけで不動産会社を選んでしまうのは危険です。不動産会社を選ぶにあたっては、入居率以外に気にすべき項目があります。
それは、「どのエリアの物件を管理している会社か?」ということです。いくら入居率が高くても、そもそも賃貸の需要が少ないエリアを選んでしまうと、購入した物件が入居率と同じぐらい空室を埋められるかどうかは保証できません。
安心して賃貸経営を行うためには、賃貸需要の高いエリアの物件を選ぶことが大切です。不動産投資会社は、それぞれ得意なエリアを持っているので、どのエリアが得意な会社かを必ずチェックするようにしましょう。
賃貸需要が高いのは東京都!
では、具体的にどのエリアの物件を扱う会社を選んだらいいのでしょうか?多くの人が予測したかもしれませんが、やはり最もおすすめなのは東京都です。
東京都は賃貸住宅の中心的な入居者層である29歳以下の若者が集中しており、他の道府県からの流入数は73,855人(2020年)と、2位の神奈川県(23,500人)を大きく引き離しています。
ここまで東京に人が集まるのは、日本の上場企業約3,800社のうち約2,000社が東京にあるなど、ヒト・モノ・カネが東京に一極集中する現状があるからでしょう。
東京は国連統計局の「2030年時点の世界巨大都市圏推定人口」でも1位を獲得しており、日本だけでなく世界からも注目されています。
そのため、賃貸需要の多い東京であれば、空室が出ても次の入居者を確保できる確率は高く、低い空室リスクで安定した賃貸経営が見込めます。
不動産投資をお考えなら、東京FASへご相談ください!
不動産投資を考えるなら、入居率が高い不動産投資会社を選ぶだけでなく、賃貸需要が多い東京の物件を扱う会社を選ぶことが大切です。
東京FASは、国内トップレベルの不動産会社である日本財託と提携し、東京23区を中心に収益性の高いマンションを供給しております。不動産投資で安定した収益を実現したい方は、東京FASまでお気軽にご相談ください。